Interview
研究開発 経験者採用
S. S.
テーマリーダー(部材開発)
屋外に立つS. S. 屋外に立つS. S.

世界中で使われるスマートフォンの、
ディスプレイ品質の進化を支える

前職
材料メーカーで機能性フィルムの研究開発(6年間)
入社年
2015年 キャリア入社
所属
ICT&モビリティソリューション研究所
勤務地
愛媛
※掲載内容は取材当時のものです(2026年5月)

Part 1

キャリア — なぜ住友化学へ?

機能性フィルムの開発経験を活かして、
偏光フィルムのトップシェア企業へ

前職での仕事内容を教えてください
前職では合成樹脂フィルムの専門メーカーで機能性フィルムの研究開発に取り組んでいました。開発チームの一員として重要な役割を任されるようになり、自ら開発したいくつかの製品を上市する経験もできました。充実した研究生活でしたが、会社の規模や専門メーカーという事業の構造上、開発できる製品が限定されていました。
室内でインタビューに応じるS. S. 室内でインタビューに応じるS. S.
転職前、どんな課題感を抱えていましたか?
機能性フィルムの研究開発に携わる中で、異なる複数のフィルムを組み合わせた「偏光板」という製品があることを知りました。偏光板は液晶(LCD)や有機ELディスプレイ(OLED)の表示性能を左右する重要な部材で、非常に高機能、高品質であることから、これまでの業務経験を活かして偏光板用の光学フィルム開発を手がけ、より幅広い研究開発に取り組み、成長性のある市場に製品を提供してみたい想いが強くなっていました。
住友化学を選んだ決め手は何でしたか?
偏光板に関連する事業を展開する企業を探していたところ、当時業界トップシェアの住友化学が経験者を募集していると知り、チャレンジしてみようと思いました。採用面談では、研究や生産技術に携わる多くの方々と話すことができ、私のこれまでの経験を踏まえて、住友化学のどの部門に適性があるのかを真摯に考えてもらえている姿勢を感じました。前職と比べて事業規模が大きく、多様な機会とフィールドがありそうだと感じ、期待感が高まったのを覚えています。

前職との比較 — S. S.さんが感じた違い

住友化学
  • 自由な発想を活かす組織

    研究員のアイデアを起点にして製品開発につなげていく

  • 個人の裁量が大きい

    一人ひとりの研究員に責任ある仕事が任される

  • 学べる環境が充実

    社内の優れた技術者に触発されながら、選択型研修なども活用できる

入社後、新しい職場にはスムーズに適応できましたか?
近しい製品の開発経験があったことから、入社後には早い段階から重要な製品開発を任せていただいたと感じています。当初は社内での人脈がありませんので、領域ごとの社内の知見などをどなたに聞けばいいのかは分かりませんでした。ですが、この点に関しては当時の上司からきめ細かいフォローがありました。そのためキャリア入社であるが故の不自由さ、やりにくさを感じることなく偏光フィルムの開発に挑戦できました。また、当時から今も変わらず、研究員同士が日常的に気軽に話し合い、率直にアイデアを交換できる雰囲気があります。キャリア入社の方も、早期に職場に馴染むことができ、活躍いただける環境の職場であると思います。
階段でヘルメットを手にするS. S. 階段でヘルメットを手にするS. S.

Part 2

仕事内容 — 何を、誰と、どう進めているか

グローバルな知見や原料を組み合わせ、
住友化学にしかできない品質を追求

今の仕事内容を具体的に教えてください

テレビの液晶モニターやスマートフォンなどのディスプレイ機能を支える重要部材、偏光板に用いられる光学フィルムを開発しています。

偏光板に使用する材料は種類が多く、独自の原材料や加工方法を組み合わせることで、住友化学にしか出せない性能、品質を追求することができます。社内の生産技術部門はもちろん、社外の材料メーカーや海外のグループ会社とも密接に連携しながら、お客様と向き合う事業部と二人三脚で要求品質を満たす試作品を提案しています。

チーム体制と仕事の進め方を教えてください

開発テーマごとに担当者を置き、各テーマに1~2名で取り組む少数精鋭の開発スタイルを採っています。私はテーマリーダーとして、各チームが推進する研究の進捗状況を把握し、必要に応じてアドバイスを提供しています。メンバーは同時並行で複数案件を進めていますから、週次で進捗や課題を確認する機会を設定。製品サイクルが短く、顧客ニーズも目まぐるしく変化する業界であるため、各案件が適切に進んでいるかを確認しながら、次のアクションについて話し合います。状況に応じて柔軟に人員配置を見直し、他のチームとも連携をしながら、業務を円滑に進められるようにしています。

一方で、定期的な会議の場だけでなく、日常の雑談の中で開発方針を決定することもよくあります。アイデアの種などもフランクな会話の場では話しやすく、そこから研究を前進させる新しい発想が生まれることもあります。

職場の雰囲気と一日のスケジュールを教えてください
住友化学グループには世界の拠点に多様な研究者が在籍しており、定期的な人事交流も盛んです。大江工場のICT&モビリティソリューション研究所にも海外からの出向者がいます。そのため、グローバルな雰囲気があり、若手研究者が多いこともあって活気があります。ポジションに関わらず自由なディスカッションが日常的に交わされていて、風通しの良い職場だと思います。
光にかざしてフィルムを確認するS. S. 光にかざしてフィルムを確認するS. S.

Time Schedule

S. S.さんの一日(在勤日のスケジュール例)
8:30
出社
海外拠点からのメール、ビジネスチャットをチェック。その対応のためのデスクワーク
10:00~12:00
光学フィルムの材料開発を担う協力会社と進捗状況の打ち合わせや次の試作に向けた製造部門を交えた打ち合わせを行う
12:00~13:00
昼休憩
13:30~15:00
週次会
それぞれの研究員の案件進捗状況を共有し、今後の進め方を確認
15:30~16:30
フィルム材料の協力会社の担当者が来社し、工場でサンプルを確認
16:30~18:00
マネジメントワーク
チームメンバーの就業管理や各自が進めている開発案件の資料・データなどに目を通す
18:30
退勤

Part 3

成長・やりがい — 入ってから、何が変わったか

グローバルな企業資産を活かして、
価値あるものづくりに貢献する

仕事の中で「やりがいを感じる」のはどんな時ですか?

開発を手がける製品の事業的なインパクト――最終製品の機能向上への貢献――が非常に大きいことがやりがいになっています。

例えば、世界各国で多くのユーザーが使用するスマートフォンのディスプレイや、運転支援機能を持つ車載用ディスプレイなどの品質向上に貢献できることです。これらのコンシューマー製品では、ユーザーの用途やニーズの変化に伴って必要になる特性やスペックが絶えず変化します。また、使用頻度が高いため偏光板自体に発熱などに対する高い耐久性を持たせなければなりません。住友化学独自の材料開発への挑戦や、複数のフィルムを複雑に組み合わせることによる構造上の課題にきめ細かく対応しながら、製品を形にしていきます。

製品が複雑で開発期間も短いため、製品化が間近に迫った段階で大きな課題が発生することもあります。そのような緊急時には、研究メンバーが議論を繰り返して対応方法を検討し、関係各所と連携していきます。チームが力を合わせて課題を乗り越え、製品化を実現した際には大きな達成感を覚えます。そのような製品開発を通じて、研究チームとして成長できることもやりがいの一つとなっています。

住友化学だからこそできた「挑戦」や「成長」はありますか?

研究員一人ひとりが持つ裁量が大きく、とにかくまずは「やってみる」ことを後押しする環境があるおかげで、経験値が増えたと思っています。失敗も数多く経験しましたが、成功体験も積むことができ、お客様のニーズに応える製品開発を担う研究者として成長できたと感じています。また、研究所内や国内の各事業拠点には優秀な同僚・先輩が働いており、研究の進め方や課題への向き合い方など、多くの参考になる知見を得ることもできました。

また、海外拠点から住友化学に出向する技術者と協働する機会も多く、グローバル市場のニーズと直接向き合ってきた技術者とともに開発に取り組むことができ、自分自身の成長につながっています。

今後のキャリアビジョンを教えてください
テーマリーダーという立場では、引き続き後輩の研究員を育成し、研究環境をより良いものにする業務に注力していきたいと思っています。経験年数に関わらず、すべての研究員が担当案件に集中できる環境を整えたいですね。さらに将来的な視野では、技術者/管理職の経験を活かして、これまでとは異なる役割にも挑戦してみたいと思っています。例えば、事業部で偏光板に関する事業企画に携わったり、材料研究の視点を活かして工場の生産技術に貢献したりと、新たなキャリアの可能性を追求できればと考えています。
若手社員と笑い合うS. S. 若手社員と笑い合うS. S.

Part 4

転職して変わったこと — 働き方や生活について

山や海に出かけることが増え、
研究生活にも良い影響があります

転職後、働き方や生活面で変わったことはありますか?
愛媛に暮らしてみて、山や海など自然が豊かなことに驚きました。もともと自然が好きなので、休日にゴルフや釣りを楽しむようになりました。
四国最高峰の石鎚山の風景が気に入っていて、ロープウェイで中腹まで訪れたことがあります。また、愛媛県は湧き水が豊かで、研究所のある新居浜市は上水道の水源を地下水でまかなっているほど水に恵まれた地域。自宅の近くにもあちこちに湧き水があり、飲料水にしたり、料理に使ったりしています。
このような生活環境のもと、メリハリのあるワークライフバランスが実現し、研究生活にもプラスの効果が得られていると感じています。
Private
S. S.さんのオフの過ごし方
ゴルフ場に集合する10人のグループ ゴルフ場に集合する10人のグループ
研究所メンバーでゴルフコンペを開催しています。
他部署のコンペにも参加して楽しんでいます。
海辺で釣った魚を掲げる子ども 海辺で釣った魚を掲げる子ども
近所に砂浜があり、春~秋にかけてキス釣りをしています。
お気に入りの場所は人も少なく真夏は遊泳もできます。
自宅で釣果の魚を手にする子ども 自宅で釣果の魚を手にする子ども
釣った魚は子どもと捌いて、天ぷらにしています。
こちらに来てから、子どもが魚好きになりました。
転職を考えている方に、伝えたいことはありますか?
Message
S. S.さんからのメッセージ
住友化学の研究部門には、良い意味で細かいことを気にしないおおらかさがあり、多様な業界の出身者を温かく受け入れる懐の深さがあると感じています。立場に関わらず自由に意見を交わしたり、行動したりできる雰囲気、フラットで自由な研究環境があります。研究職については、化学系のバックグラウンドや何らかの材料開発の経験があればチャレンジできるポジションがあります。大切なのは研究開発に対する考え方であり、プロダクトについては入社後に実務を通して無理なく学んでいただけます。関心のある研究者の方は、ぜひチャレンジしてほしいと思っています。
庭園を背に立つS. S. 庭園を背に立つS. S.
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